電気一般

契約電力の計算方法を知っておけば電気をお得に使える?

電気代を節約するためには、電力会社との契約メニューを見直すことも重要です。

そのためには契約電力について理解しておく必要があります。

契約電力が違えば毎月の電気代も変わるからです。

ここでは契約電力の計算方法を中心に、電気をお得に使えるようになるべく、さまざまなポイントを紹介します。

契約電力の仕組みとは?

一般家庭でも企業でも、電力会社と結ぶ契約電力にはいくつかの種類があります。

電力会社ごとに細かい違いはありますが、基本的な部分は共通しています。

4つの契約電力に分けることができます。

★特別高圧

★高圧大口

★高圧小口

★低圧

以上の契約電力の中から、適切な契約を結ぶことになるわけですが、たとえば一般家庭なら低圧を選ぶことが大半です。

一般家庭ではそれほど多くの電力は必要にならないため、低圧で十分というわけです。

一方で企業や商業施設、工場などは特別高圧から高圧小口までの3つの中から、丁度良いものを選ぶことになります。

特別高圧なら契約電力は2,000kW以上で、高圧大口は500kW以上2,000kW未満、高圧小口なら50kW以上500kW未満という内訳になっています。

これが契約電力の基本的な仕組みです。

低圧以外の契約電力は、現在では自由化が行われていて、契約先もある程度自由に選べるようになりました。

各電力会社などで同じ契約電力でも料金が違うこともあるので、より安いところと契約することも大切ですが、やはりまずは契約電力が適切かどうかを改めて検討することが必要でしょう。

もし無駄な契約電力を利用しているなら、変更も考えると電気代の節約につながります。

契約電力の計算方法を知ろう!

契約電力の種類がわかったら、次に契約電力ごとの料金の計算方法を知りましょう。

ある式を利用することで料金を計算できるのですが、式自体はそれほど複雑なものではありません。

どんな式で計算できるのかを知っておけば、数字を当てはめていくことで毎月の料金を詳細に調べることも可能です。

現在の電気代を知り、無駄がないかどうかをチェックするためにも、計算方法を把握しておきましょう。

契約電力の計算式を簡単に表すと、基本料金+電力量料金+再エネ発電賦課金となります。

細かく見ていくと、基本料金というのは毎月かかる基本の料金のことで、額も毎月一定です。

電力量料金は、電力量料金単価×1ヶ月の使用電力量の数字に燃料費調整単価×1ヶ月の使用電力量を足す、もしくは引くことで求められます。

再エネ発電賦課金は、大陽光発電促進付加金単価×1ヶ月の使用電力量に、再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×1ヶ月の使用電力量を足すことで求められます。

電力量料金と再エネ発電賦課金の計算方法が少し面倒ですが、これらに基本料金を加えたものが最終的な電気料金となります。

この式を覚えておくことで、毎月の料金を計算できるようになり、今現在どのくらいの料金がかかっているのか、料金が妥当な金額かどうかを考えられるようになります。

基本料金は契約電力で決まる!

上記で基本料金は毎月一定と紹介しましたが、具体的な基本料金の額は契約電力によって決まります。

契約電量が大きくなるほど基本料金も高くなる仕組みで、特別高圧が最も基本料金が高く、次いで高圧大口、高圧小口、低圧と続く形です。

やはり一般家庭で利用されることが大半の低圧は最も基本料金が低く、大規模な施設で使うことになる特別高圧が最も高くなっています。

これは家庭の契約電力で考えるとわかりやすいでしょう。

一般家庭では通常、アンペア数が10Aから60Aまであり、好きなアンペア数を選べるようになっています。

アンペアを下げれば基本料金が安くなり、アンペアを上げれば基本料金が高くなる形です。

そのため10Aの基本料金が1番安く、60Aだと最大の基本料金を支払うことになります。

特別高圧や高圧大口、高圧小口も同じ考えで、契約電力が大きくなるほど基本料金が上がっていきます。

高圧電力の契約をしているなら必ずチェック!

高圧電力の契約をしている場合に、必ずチェックしておきたいものとして、実量値契約というものがあります。

これは契約電力が高圧な場合の基本料金の計算方法に関わる要素で、複雑な仕組みで厄介です。

実際に使った電力の最大値、つまり実量値が契約電力になるというルールで、要は電気の使用量が増えるほど基本料金が高くなるのです。

30分ごとに電気の平均使用量を計算し、各月の最大値を求めます。

そして1年の中で使用量が最大になった月を基準に基本料金を決めるわけです。

そのためある1ヶ月だけ電気を大量に使用してしまうと、他の月ではそれほど使っていなくても年間の基本料金が高くなってしまいます。

これは見落としがちな点なので注意しましょう。

まとめ

契約電力には4つの種類があり、企業や工場などでは高圧の契約電力になるのが一般的です。

計算式を覚えておくことで電気代を計算できますが、基本料金は実量値契約になっていて、電気の使用量によって変わってきます。

こうしたことをすべて踏まえたうえで、どのような契約メニューを選ぶのが良いのか、電気代を節約するには何をすれば良いのかなどを考えていきましょう。

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