電気一般

受電点とは?責任分界点との違いを説明します!

私達は電気会社から電力の供給を受けて電気を使います。
自分が所有する土地、施設などに電気を流してもらうわけですが、そこで受電点という言葉が出てきます。
似たような言葉に責任分界点という言葉もあるのですが、それぞれどのような意味なのでしょうか?
受電点と責任分界点の違いを中心に紹介します。

受電点とは?

受電点というのは、文字通り電気を受け取るポイントのようなものです。
電力会社から送られた電気は、受電点を経て私達のところへ送られてくるとイメージするとわかりやすいでしょうか。
電気の供給を受けるためには必須です。
受電点は財産分界点とも呼ばれていて、電力会社と私達需要家の、どちらの財産なのかを分ける点としても使われています。
たとえば一般的な電柱から電気を供給してもらっている場合、需要家の所有する構内に設置されている電柱は需要家の財産、構内の外にある電柱は電力会社の財産として扱うといった形です。
同じ電柱でもどちらの財産なのかが違うわけですが、その違いを明確にするために財産分界点とも呼ばれる受電点が必要になるのです。
一般的に受電点は、電柱のPAS1次側リード線の先端と、電力会社の高圧引込線との接続部分になります。
もちろん例外もありますが、多くの場合ではこの部分が受電点として扱われます。
そして受電点を境界として、電力会社の財産なのか、需要家の財産なのかが切り替わる形です。
電気も財産の1つとして考えられていて、どちらの財産なのかを分けるポイントも必要になるのです。
その点を考慮すると、受電点というよりは財産分界点という言葉でイメージした方が意味を理解しやすくなるでしょう。

責任分界点とは?

財産分界点である受電点は財産を分けるためのポイントでしたが、責任分界点は責任を分けるためのポイントとなります。
キュービクルをはじめとした各種電気設備というのは、その維持や管理について責任の所在が必要です。
そこで電力会社が責任を持つのか、それとも需要家が責任を持つのかをはっきりさせるために設けられるポイントとも言えます。
たとえばキュービクルは需要家の構内に設置され、需要家が必要とするものですから責任も需要家にあります。
そしてこうした電気設備というのは、需要家が責任を持って維持管理しなければならず、電気の供給をしているからといって電力会社に責任があるわけではありません。
万が一の際、責任の所在でトラブルにならないよう、事前に責任分界点を決めておく必要が出てきます。
自家用電気設備は基本的に自主保安が原則です。
つまり需要家が自分の責任で運用しなければならず、そのことを明確にするためにも責任分界点が必要なのです。
では責任分界点がどこになるのかですが、これは電力会社と需要家が協議して決めることになっています。
協議の結果、どこを責任分界点とするかはケースによって違うため、ここが責任分界点になるというはっきりとしたポイントがあるわけではありません。
ただし、一般的な話としては構内に設置された1号柱を責任分界点として考えることがほとんどです。
1号柱の接続点が責任分界点として扱われることが多いのです。
構内の電柱で電気を受け取って以降は、需要家の責任となるといったイメージです。
そこまでは電力会社の責任として電気の供給をしてくれますが、その先は需要家が自分で責任を持つのです。
電気が原因の事故の際、責任分界点を境界として電力会社と需要家のどちらに責任があるのかなどが判断されます。

受電点と責任分界点の違い

受電点も責任分界点も、構内の接続点がその境界になることが一般的です。
つまり受電点も責任分界点も、どこにあるのかというポイントとしては同じ位置になると言えます。
ただ、受電点は財産上の区分をするのに対し、責任分界点は責任を区分するものになっています。
同じ位置にポイントがるとしても、受電点と責任分界点はまったく別なものです。
構内で電気を受け取った後は、財産も責任も需要家のものになるため、結果的に同じポイントに存在することが多いというだけです。
似たような点ではありますが、それぞれ意味合いは違うので注意しましょう。
たとえばキュービクルを設置する場合にも、この受電点と責任分界点について電力会社と協議したりする機会が出てくるでしょう。
受電点と責任分界点とはどんなものなのかを把握しておくと、スムーズに協議、作業を進めていけます。

まとめ

受電点は財産上の電気の区分をするポイントで、責任分界点は責任上の電気の区分をするポイントとなります。
どちらも非常に重要なものなので、どこが受電点で責任分界点なのかをしっかり理解しておきましょう。
私達需要家は電力会社から電気の供給を受けますが、受電点や責任分界点を境目として財産や責任の所在が変わります。
特に事故が起きた場合は責任分界点が非常に重要になりますので注意しましょう。
責任分界点によって自分の責任となるか電力会社の責任となるかが左右されます。

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