自動車エンジンの仕組み

スワール

「スワール」とは、シリンダ内に発生させる渦のことをいいます。

このスワールは、シリンダ内に直接燃料を噴射するディーゼルエンジンにおいて重要です。

なぜ重要かというと、、、

吸入したシリンダ内の空気にただ燃料を噴射しただけでは、うまく空気と燃料が混ざらずに燃料が濃い部分と薄い部分ができてしまいます。

燃料が多い部分では、燃料が燃えきらず、すすや未燃ガスが発生します。

空気が多い部分では、燃料がよく燃え燃焼温度が高くなるため光化学スモッグの原因である窒素酸化物が発生してしまいます。
ざっくり言うと、空気と燃料が良く混ざらないで燃えると排気ガスが汚いということです。

ですのでシリンダ内に渦を発生させることで噴射した燃料と空気が均一に混ざるようにします。

シリンダを容器に見立てると、その容器の中の空気をかき混ぜてそこに燃料を投入するような感じです。

なんか、よく混ざりそうな感じがするでしょう?

このとき、かき混ぜ方によって名前が違います。

シリンダを上から見たときに円を描くようにかき混ぜることを「スワール」
シリンダを横から見たときに円を描くようにかき混ぜることを「タンブル」
といいます。

たったこれだけの情報を調べるのにもかなり手間取りました。それだけマニアックということでしょうかね?

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