自動車エンジンの仕組み
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ディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンと言えば、、、

2006年にメルセデスベンツがディーゼルエンジンを積んだEクラスを発
売し、ホンダも再来年にディーゼルを日本で発売すると発表しました。

近年、クルマ雑誌等に多く取り上げられ、次世代のクリーンなクルマの候補
にも挙げられています。
ということで、今後ますます注目されるディーゼルエンジンです。
知っておいて、損はありません。

では、さっそく。

ディーゼルエンジンは軽油を燃料とする内燃機関です。
1サイクルの流れを中心に説明していきます。

1.吸入行程

吸気バルブが開き、ピストンが下降する行程です。

ディーゼルエンジンは、
ガソリンエンジンと違って吸う空気の量を調整しません。

そのためガソリンエンジンよりも効率が良くなります。
これは注射器に例えると、

ピストンを引いて注射器の中に空気を入れようとしたときに、注射器の先
端をふさいだ場合とふさがない場合で、ピストンを引く重さが違うのを想
像してください。

つまり、

注射器の先端をふさがなかった場合(ディーゼルエンジン)の方が
ふさいだ場合(ガソリンエンジン)よりも
小さな力でピストンを引くことができます(効率が良い)。

2.圧縮行程

吸気バルブが閉じてピストンが上昇する行程です。

吸った空気は圧縮されて高温高圧になります。
その中に軽油を噴射すると、軽油が自己着火する状態です。

なお、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも空気を圧縮する度合い
を大きくできるためエンジンの効率が高くすることができます。

3.燃焼行程

燃料が燃焼してピストンを下に押す行程です。

圧縮して高温高圧になった空気に軽油を直接噴射します。
軽油の噴射には現在、コモンレールと呼ばれる噴射システムが主流です。
このコモンレールシステムのおかげでディーゼルエンジンの性能は飛躍的
にアップし次世代のクリーンなクルマに名乗りを挙げることができました。

このコモンレールについては後ほど書こうと思います。

4.排気行程

排気バルブが開き、ピストンが上昇する行程です。
燃焼ガスは外へ排気されます。

以上、ディーゼルエンジンの1サイクルについて説明しました。

簡単にまとめると、
ディーゼルエンジンは空気のみを圧縮して、そこに軽油を直接噴射して自己
着火させ、その燃焼エネルギーを動力として取り出します。