自動車エンジンの仕組み
*

スーパーチャージャー

スーパーチャージャーは過給機の一種です。

「過給機」でちょっと説明しましたが、ターボチャージャーとは別の種類の過給機です。

まずは、おさらい。
過給機は「たくさんの空気をエンジンのシリンダへ供給するシステム」です。

その過給機のうちスーパーチャージャーは、
エンジンの動力を使用してコンプレッサーを動かし、たくさんの空気を
シリンダへ供給します。

エンジンの動力を使用するとは、
具体的に言うとエンジンのクランクシャフトの回転を使用してコンプレッ
サーを動かします。

なおクランクシャフトとは、
エンジンのピストンの上下運動を回転運動に変換する軸のことです。

このスーパーチャージャーにはいくつかの種類があります。

まずは大きく遠心式と容積式に分けられます。

そのうち容積式には
ルーツ式・スライディングベーン式・スパイラル式・ロータリーピストン式
などがあります。
え、そんなに種類があるの?って言われそうですが、安心してください。
あんまり気にすることないです。

スーパーチャージャーは「エンジンの動力を使用して過給する」ことと、
ターボチャージャーに対して優れている点・劣っている点を抑えておけ
ば大丈夫です。

ということで、次にスーパーチャージャーがターボチャージャーより
優れている点・劣っている点を挙げます。
優れている点:
・エンジンの回転変動に対するレスポンスがよい。
・排気ガスの流れをじゃましない。
劣っている点:
スーパーチャージャーを動かすのにエンジンの出力の一部が使用されるため
燃費が悪い。

ここで、ターボチャージャーとスーパーチャージャーの両方を使用している面白い車を紹介したいと思います。
それは、1989年に登場した日産自動車の「マーチスーパーターボ」です。

なんとあのコンパクトカーのマーチにこんなしびれるグレードがあったんです。

このシステムはエンジンの低速時にレスポンスが悪くなるターボチャージャー
の特性を補うために、低速時にはスーパーチャージャーで高速時にはターボ
チャージャーで過給するシステムを採用しています。

まさに、スーパーですね。