自動車エンジンの仕組み
*

エアフローセンサ

エンジンへ送る空気の量を測定するセンサです。

ついている場所はエンジンの吸気管です。

ボンネットを開けると、
エンジンの吸気管に導線が何本か付いたコネクタが見えると思います。
その部分がエアフローセンサです。

エンジンの吸気側がわからないときは、
エンジンの両側から出ている管のうち樹脂製(やわらかい素材)になっているほうが吸気側です。

エアフローセンサはエンジンの制御に関わる非常に重要な部品です。

ガソリンエンジンでは、入ってくる空気量に応じて燃料を噴射するので
空気量を測定することは必須だからです。

入ってくる空気の量がわからないと燃料をどれくらい噴いたら
よいかわからないのでエンジンをうまく制御できません。

一方、ディーゼルエンジンでも、
主にEGR等の吸気システムを制御するのに使用しています。

エアフローセンサにはどんな種類があるかについて簡単に解説します。

1.Dジェトロニックタイプ
吸気管内の負圧を圧力センサで検知してエンジンが吸入する空気量に換算する。

例えるなら、空のペットボトルを吸ったときに、
そのへこみ具合からどのくらい空気を吸ったかを計算するようなものです。

2.Lジェトロニックタイプ
直接吸った空気の量を測定するタイプで、3方式あります。
・可動プレート式
吸気管内にプレートがあり、エンジンへ入ってくる空気がこのプレートを押すことで
その動いた量から空気量を算出する。
・ホットワイヤー式
吸気管内に温度によって電気抵抗が変わる針金を置き、
その針金に電気を流して加熱し一定温度に保つ。

このとき空気量に応じて針金の冷され具合が変わるため、
針金を一定温度に保つのに必要な電流値も変わる。

この電流値を測定することで空気量を算出する。

つまり、空気が多く流れるほど針金が良く冷されるので、
針金を一定温度に保つため、電気を流して針金を暖めないといけません。
・カルマン渦式
空気の流れの中に障害物をおくとその後ろに渦が発生する。
このとき発生する渦の数は空気の流れが速いほど多くなる。
この現象を利用して空気量を算出する。

この渦は身近なところにも存在しています。
例えば、バットを振ったときに音が鳴る理由は
バットが空気を切る時に、この渦ができることが関係しています。